飛行機頭痛対策について記します
今月はじめにハワイに行ってまいりました。
私は飛行機が苦手です。
そもそも乗り物全般が苦手で、船、絶叫マシーン、公園にあるくるくる回る遊戯(意味が解らない)、はもちろん、新幹線(結構揺れる)、長時間の自動車、調子が悪いときは電車でも酔うことがあります。
三半規管が過敏で、古い家などで床が傾いていたり、ふわふわしていても気分が悪くなってくるほどです。
そんな人間にとって飛行機はなかなかの恐怖だったりします。
以前タイに行った際、飛行機頭痛を初体験しました。
行きのフライトで、着陸の前高度が下がりだしたとき、急に強烈な頭痛に襲われました。こめかみをきりきりと締め付けられるような頭痛です。孫悟空が三蔵法師に頭の輪を締め付けられて苦しみますが、まさにあんな感じ。だと思う。
しばらくしてある程度高度が下がると、嘘のように頭痛はやみました。
強烈とはいえ一時的なものだったので、そんなことは忘れてその後普通にタイ旅行を楽しんだのですが、帰りのフライトでまた遭遇することになりました。
今度は、離陸してある程度高度が上がったときに、頭痛に襲われました。
タイから日本は6時間ほどのフライトですが、その後5時間は痛かったです。
酔い止め薬や頭痛薬を飲んでも効果なし。
機内食も食べられず、ずっともだえ苦しみました。
今まで自分が体験してきた痛みというのは、痛い→少しまし→痛い→少しまし、を繰り返すものでしたが、飛行機頭痛の場合、一部の隙もなくずっと痛い。
痛すぎてトイレで吐きましたが、まったく楽にならず。
なかなかの地獄でした。
高度が下がってくると、また嘘のように頭痛は消えました。
帰ってから調べてみると、飛行機頭痛という名前がついていて、多くの方が苦しめられていると知りました。
トラウマとなりしばらく飛行機から遠ざかっていましたが、今回乗らざるをえなくなり、もう2度とあのような地獄は味わいたくない、といろいろと調べました。
飛行機頭痛は偏頭痛から起こる場合と、鼻のつまりから起こる場合があるようなのですが、私は鼻炎なので完全に後者です。
で、飛行機に乗る前に買い揃えたものは以下です
・酔い止め薬(トラベルミン)
・鼻炎スプレー(ナザール)
・鼻孔拡張テープ(ブリーズライト)
・気圧対策の耳栓↓
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トラベルミンは飲んでしばらくたつと、ドロドロ溶けるくらいに眠くなるのですが、眠って飛行機の恐怖を忘れてしまいたかったのであえて選びました。
まずフライト30分前にトラベルミンを飲み、飛行機に乗り込んだらナザールをこそこそとスプレーしました。ブリーズライトも離陸前に貼りました。大変かっこ悪いのですが、地獄と比べれば何ということもありません。その程度の女子力です、私は。
耳栓もすぐに装着したので、同行者と話しにくくなり(でも結構聞こえるので、いちおう会話はできる)、イヤホンが装着できないので映画も音楽も楽しめなくなりましたが、地獄と比べれば、以下略。
ここまで対策すると、頭痛はまったくなく、座席が狭くて身体が痛い、映画も見れないし暇、くらいの普通の苦しみで済みました。
困ったことに、色々やりすぎて何が効いたのかよくわからないのですが、次に飛行機になる際もこの対策をするつもりです。
なかなか難儀なので、やはりしばらく乗らないと思います。